MAGNUM11でバンタム級王者を防衛した深津飛成選手に直撃インタビュー!!3日間連続掲載!!(8/1〜3)まずは深津選手の生の声をじっくりご覧下さい。
---この度は本当におめでとうございます。まず防衛での率直の感想お聞かせ下さい---深津:んー特に防衛とかタイトルマッチとかを意識してはいないんでそれについての感想はないですねー。でも、防衛して初めてベルトを家に持って帰りましたよ。それまでは車の中にずっと置いていましたから。
---それでは勝利を収めたことについてはどうですか?---深津:そうですねー結構周りの反響が大きかったですね。それが良かったです。
---前回市原での蹴り中心とは違い今回はパンチと蹴りが両方出ていましたがそれは作戦だったのですか?---深津:別にそういうのはなくて、市原では1Rの1分ぐらいで爪が目に入って見えなくなってもう明るいか暗いかしか分からなくて目を閉じているのと代わらなかったんです。距離が全く分からなくて・・・だから蹴りの方が安全かなぁっと思って・・・しかも蹴りが入るし・・なので蹴りで行こうと。作戦はいつもたてないんです。
---4〜5Rにかけて結構大変だったのではないですか?--- 深津:んーー体力的な疲れはなくて、結構倒し急ぎ始めたってところですかね。それからポカポカもらい始めたというのはありますね。
---蘇我選手の戦い方なんかはビデオで研究しましたか?---深津:いや、一切してないです。
---それでは蘇我選手を意識した練習も?---深津:はい、しません。
注:深津選手自身MAGNUM11の試合を振り返った感想がブログに掲載されております。こちらも是非ご覧下さい!!http://blog.livedoor.jp/mividalaca/archives/50400479.html---蘇我選手の精神力はすごく強いですが深津さんもそれ以上ということでそれはどこからくるのでしょうか?---深津:んーー自分のジムの興行だし・・・・・長い間やってきましたからねーーって理由は全部後付になっちゃいますけど。戦っている時の理由はないし白黒つけるためにやってきたわけだから。精神的に強いとは自分では思わないし、何とも思わないですね。
---でも、よく家族のためとか母のためとかあるじゃないですか?--深津:はい。自分のためだけですね。自分が強くなれば伊原道場には深津がいるってことになるし。会長がなんでやっているかっていうと「おまえの誇りのためにやってんだ!!おまえは自分のことだけ考えて戦え!!」っていうんで。それはどう広がって行くか、強くなれば伊原道場に良いし、後輩にも良いお客さんも喜んでくれる、いろいろな人に支えてもらっているし、そういった全てをふまえて理解した上での自分のためですね。
---後輩には何を伝えたいですか?---深津:僕達は「ピエロ」と一緒!芸者だから、喜んでもらってなんぼ。ピエロは玉に乗ったりいろいろなことするじゃないですか。それは出来ませんじゃ駄目。お客さんに喜んでもらうためにやってんでしょって。アマチュアじゃないんだから。自分の勝ちにこだわったり、自分はこれが好きだからこれをやるっていうのじゃお客さんはそれで喜んでくれるのかと。俺のお客さんがお前のお客さんになるのかと。俺のお客さんを全部奪って行く勢いでやってこいと。俺は菊地のお客さん、武田幸三のお客さんを取りに行くつもりでやっています。深津が出ているから見に行きたいってなってほしい。プロだから。これで、飯を食って行くって決めているわけだから。
---派手な技とかではなくてですか?---深津:やっぱメッセンジャーじゃないとだめだと思うんですよ。発信することは誰でもできる。俺は首相撲が好きだ。それでそれにこだわった試合をしてお客さんが喜ぶのかと。発信はしているけど受け取り手が拾ってくれるのかって拾いたくなるような試合をするのが役目だし届けることに意義があって発信することには意義は全くないですよね。お客さんに届ける・・それで初めて気持ちが伝わるんですよね。
---武田幸三選手を敬っていらっしゃると?---深津:すごいですよね。一緒にいると刺激になります。でも、ポスターとかで出ていてお客さんが「武田が出るんだ」っていうのは選手としてムカつきますよね。それだけ魅力があるんですから。すごく仲良くしてもっらていて、実は明日も会うんですよ。プロ意識というのはすごいんで、すごく刺激になってます。
---練習は何を意識してやっていますか?たとえばメニューとか。---深津:僕は言われたことをしますね。会長やコーチにこうしたほうがいいっていうのはとりあえずやる。それで、自分なりにアレンジしていけばいいわけだし、最初から「いやっそれは」ってしない。そういう性格なんでしょうね。
---でも次の相手を意識しなければ不安になりませんか?普通は意識するのではないですか?---深津:いや、ないですね。昔からないですね。そこに、目線を持って行くのがいやなんですよ。そのためにだけにやってんのってことになるので。そうすると試合は一通過地点なのになんかそこがゴールになっちゃうじゃないですか!だから、タイのチャンピオンとやるときも相手のことは何も知りませんね。いやなんですよ。性格的に。
---最強のタイチャンピオンとかを意識して練習するわけでもないのですか?---深津:一番よく動ける自分をイメージしています。今最強の深津飛成を作り上げることをイメージします。相手を意識すると単なる競技者になちゃうから。よくサウスポーの選手とやるけどそんなことも聞いてないって感じですね。
---今まで聞いてきたかぎり、相手にとって深津選手を倒そうとするには攻略とかでは勝てないですね---深津:キック歴も長いですからねーー。それに責任がある。お客さんを喜ばすという。
つづく・・・第二弾明日掲載!!