2006年10月27日

MAGNUM12の王座決定戦

1R、小原選手(以降選手省略ご了承下さい。)の無駄なところに力が入らないスルリとした攻撃に菊地は倒しにかかる。ローキック、前蹴り、カウンターと菊地に思うように攻撃させない小原がいた。特に小原のカウンターは菊地のローが出る前に芽を摘むような攻撃をしているように思えた。しかし、後半は菊地の右左とちくちくとしたロー(写真1)を目にし始めたところで終了。

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写真1


2R、両者はお互いの出方を見る。菊地のローを警戒してだろうか間を前後して封じたり、前蹴り、カウンターをする小原。しかし、小原もローが得意な選手だ、随所に光る。一方、菊地はワンツーで相手の頭を揺すなどロー以外の基本的な攻撃する場面も。(写真2)菊地は相手にローをさせ「皮を切らせて骨を絶つ」ようなローを出すなどきわどい攻撃をする。(写真3)

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↑写真2
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↑写真3


3R、先ほどとは一変して菊地のローが連発される。(写真4)小原も同じローで応える。両者勝負に出始めたのだろう。お互い得意のキックが武器なためなかなかクリーンヒットはさせない。菊地はローを中心にパンチでも攻撃する。(写真5)しかし、決定打なく終了。

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↑写真4
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↑写真5


4R、小原のキックに勢いが増した。ローだけでなくミドルも加えた重そうなキックだ。しかし、菊地に大きなダメージはない。逆に冷静に正確なローやワンツーを加えて行く。(写真5,6)それにより小原の勢いが若干落ち攻撃の糸口を探るような感じがした。一方、菊地には表には見えない沸々とそして岩のような硬い意思が攻撃に感じられた。

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↑写真5
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↑写真6


5R、ファイナルなため、この対戦で最も勢いのある攻撃をする両者。しかし、混戦は続き組合が多くなる。そんな中、菊地のあるローから展開が少し変わる。(写真7)これによりバランスを崩す小原は前蹴りで菊地の勢いを退けるものの、隙入られ菊地の右フックが入る場面も。(写真8)両者ラストスパートをかけるが混戦の中終了。

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↑写真7
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↑写真8


一見しただけでは分からなかったが、菊地のちくちくとしたローキックやリスクを負ったきわどい攻撃が勝敗を分けたように思える。随分と菊地の攻撃が研究されてきたと思われる中で持ち味を活かして王者となったことは尊敬に値する。

まず、応援して下さった方、関係者の方本当にありがとうございました。そして菊地選手本当におめでとう!!
posted by 伊原道場 at 10:07| 試合結果2006

2006年10月19日

首相撲

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兼子選手と菊地選手
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オームシンと中尾選手

男と男の肉体がお互いひしめき合い、ほとばしる汗が・・・・・おっと始めに断っておくがこの写真はべつに組合系の方のスキンシップを撮ったわけではない。
キックボクシングやムエタイでも使われる立派な「首相撲」という技である。私はこの首相撲を最近まで相手のパンチに押された時、意図的に相手にくっついてパンチを封じる対処法だと思っていた。ところが首相撲のプロフェショナル兼子ただし選手の熱弁でそうではないと知った。

兼子選手曰く、
「日本人はあまりやらないけどムエタイでは普通に首相撲は使ってるよ。ブアカーオもそうだけど、首相撲というのは体のバランスが安定していないと出来ないんだ。それに首相撲をすることで体力をすごく消耗するからね。ひるんだところでパンチやキック、ヒジ、ヒザなどで止めをさせるし。」

確かに、ムエタイのフォームというのは日本人スタイルとは明らかに違って何か今にも掴みあいが始まる様な立ち振る舞いで高い位置に手を置く。

「結局、首相撲が強いとバランスも良くなってパンチやキックに威力が増すんだと思う。首相撲が弱いと簡単に吹っ飛んでしまうからね。それはバランスが安定していないからだよ。それだと当然パンチやキックにも影響してくる。」と兼子選手は言う。

首相撲はけして華やかで見栄えの良い技とは言えないが、首相撲を練習するということは重心を安定させたりバランス感覚を養うにはとても重要な事なんだと思った。また、なぜブアカーオやムエタイが強いのかという問いは兼子選手のマイノリティーな視点にヒントが隠されているのだと思った。
posted by 伊原道場 at 02:42| その他

2006年10月16日

MAGNUM12へ向けて一言

今週、日曜日に行われるMAGNUM12に出場する選手に一言意気込みを聞くことが出来たのでお届けしよう。(深津王者、嚴、喜多村選手は時間が合わず聞くことが出来ませんでした。申し訳ありません。)

パンチ菊地剛介選手
「とにかく楽しんでやりたいです!!」

パンチ中尾満選手
「がんばります!!」そばにいた兼子選手曰く「石井選手が直球投げてきたら返すかもしれない、でも変化球を投げてきたら分からないなぁ。なにせ満はノーマークだからね!!・・・・」その後も中尾選手のパワーや首相撲について熱く語ってくれた。その首相撲については近日改めてブログで書きたいと思う。

パンチクリストファー・メルテンス選手
「It's OK!! カツヨ!!」

パンチタカオサミツ
「アンニョンハセヨ!!」

パンチ後藤龍次選手
「前座盛り上げますよ!!」

パンチ石原裕基選手
「100%勝ちます!負けませんよ!!王者になります!!」

パンチ坂梨隼人
「KOで行きます!!」
posted by 伊原道場 at 23:40| その他

2006年10月12日

なぜ伊原道場なのか!!

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いつもお伝えしているが伊原道場には常にキックで活躍している選手達が足を運ぶ。TVテレビで話題になる選手も、まるで以前から通っていたかのように普通に練習している時がある。道場内はいつもキックの話題でいっぱいだ。

なぜだろう?

それは、50代半ばの伊原会長がいまだに現役でミットを持ち、選手への変わらぬ愛情と世界チャンピョンにもなった心・技・体を教授しているに他ならない。

いつも道場に足を運ぶと、芸術作品を作り出す職人のように会長は選手へ細かなアドバイスを出し教授している。

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キックだけではない。会長の情もハンパではない。ぴかぴか(新しい)会長自身昔大変苦労されてきたそうだ。それゆえに人に対しての愛情の注ぎ方や情は近年稀に見る深いものだ。
悲惨な事件やモラルの喪失が日に日に増す日本だが、もうやだ〜(悲しい顔)その解決へのヒントは伊原道場にあると言っても過言ではない。

そんな主が居る伊原信一の伊原道場を是非とも体感してほしい!!

そして、キックを通して得られる心の充実、人間形成も!!

posted by 伊原道場 at 12:40| その他

2006年10月08日

スパーク〜魂の閃光 試合内容

スパーク〜魂の閃光 試合内容
posted by 伊原道場 at 13:34| 試合結果2006

2006年10月07日

伊原信一の言葉〜チャーミングの俺が。。。〜

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これは1988年に伊原会長も出場した大会「世界大戦」のポスターである。表紙の中心を飾る伊原会長であるが当時33歳。ポスターの左上には、ハリウッドのスパースタージャッキー・チェン(俳優)と会長のツーショットが掲載されているのだが、伊原会長は日本やキックという枠を超えて活動していたことが分かる。中でも香港映画への出演は多く伊原会長は俳優であると言っても過言ではない。(内容が濃いので映画出演についてはまた後日改めて書く事にしよう。)

会長曰く、
香港でやった俺の試合が大人気になったからね。特に香港スターたちとは親交を深めたよ。香港映画のトップスターであるジミー・ウォングは勝新太郎が坐頭市をやってた時の相手役だよね。それとジャッキー・チェンだね。彼は日本に会いに来てくれたりしたよ。俺は香港映画に何度も出たけど緊張はしなかったね。なぜかって?役が全て殺し屋なんだよ(笑)。チャーミングな俺が何で殺し屋役なのか、いまだに疑問だよ(笑)。

小学生の頃よくテレビでジャッキー・チェンの映画が放映されていて自分がジャッキーになったような気持ちでよく真似をしていたものだ。その頃はまったくもって雲の上の存在であったジャッキーと会長は交流を深めていたのだから本当にすごいことだと思わざるおえない。

それだけ伊原会長がキックで数々のすばらしい実績や偉業を成し得て来たからであろう。





posted by 伊原道場 at 16:41| 伊原信一の言葉

2006年10月02日

MAGNUM12の見所

今月、伊原道場主催興行MAGNUM12が10月22日に開催される。今回は伊原道場の精鋭10人が出場する。もうすでにチケットをご購入されたお客さんはさぞかし楽しみにしているのではなかろうか。

今回も、少し噛み砕いて説明し、少しでもキックファンや入門したい初心者の心を掴むことができればと思います。まずはいきなりメインイベントから説明して行こう。


【3分5R】第13試合 メインイベント 日本フェザー級王座決定戦
菊地剛介      VS  小原祥寛(藤本)
日本フェザー級1位    同級3位
パンチ見所
MAGNUM10で悔しくも王座を奪われた菊地だがその後の試合ではけして負けを許さずしっかりと安定した位置をキープし、再度王座奪還を狙っている。相手は同級3位の小原選手であるが、なにせ大野信一朗という存在を作り出した藤本ジム所属である。どんな攻略で戦ってくるのか、それとも元王者として圧倒的な強さを示すのか!? 


【3分3R】第12試合 メインイベント 日本ライト級
石井宏樹(藤本)   VS 中尾満
日本ライト級王者    日本ライト級8位
パンチ見所
もう誰もが認める不動の地位にいる石井王者であるが一体誰がこの男を倒すのか!そう、デビュー以来9戦8勝(2KO) 1分とまだ負けを知らない伊原道場の隠し兵器、中尾かもしれない。中尾もさぞかし気合が入っていることだろう。勝敗も気になるが、それよりも中尾がどんな熱い内容の試合をするのかとても楽しみな一戦である。


【3分3R】第11試合 セミファイナル 日本バンタム級
深津飛成      VS 大川俊彦(トーエル)
日本バンタム級王者    
パンチ見所
MAGNUM11で真の王者と知らしめた深津王者は最近なにやら大自然を相手に修行中らしい!?とうとう極める域に来たという事なのか!?(真相はこちら)相手はトーエルジムの大川選手であるがこの世界何が起こるか分からない。


【3分3R】第10試合 セミファイナル 日本ヘビー級
内田ノボル(ビクトリー)  VS  嚴士鎔
日本ヘビー級王者         日本ヘビー級2位
嚴は一歩一歩確かめるように試合をし、ここまで来た努力家だ。相手はK1からもオファーがある程の実力者なだけに嚴も相当力が入っていることだろう。内田選手の技術とパワーに対してどのような対処をするだろうか!?


【3分3R】第9試合 セミファイナル 日本ウェルター級
正木和成(藤本)    VS   クリストファー・メルテンス
日本ウェルター級王者     
パンチ見所
先日、正木王者は井場選手から3ノックダウンを奪い王者となった。クリスはその井場選手からKOをもらっている。名誉挽回の意味でも正木王者とは是非とも良い試合をしてもらいたい。


【3分3R】第8試合 日本ウェルター級
タカオサミツ    VS SHING(治政館)
日本ウェルター級1位   日本ウェルター級2位
パンチ見所
今最も道場の中で注目を浴びているタカは先日のK1-MAXで悔しい結果を残してしまった。しかし、これは今後のタカにとっては序章にすぎない。まずは同級2位のSHING選手をきっちり抑え、王者に王手をかけようではないか。SHING選手は結構パワーのある攻撃をしてくるタイプだがタカはどのように応戦するのであろうか!?


【3分3R】第7試合 日本ミドル級
後藤龍治        VS   阿佐美義文(治政館)
IMFスーパーウェルター級王者   日本ミドル級1位
パンチ見所
先日、日本ミドル級松本王者と対戦して日本の壁を知った後藤はランクインを目指して阿佐美選手と戦う。後藤は今までMAウェルター級王者や修斗ミドル級王者でも名をとどろかしてきた実力者なだけにプライドを懸けた試合をすることだろう。そしてまたもう一つタイトルを手にするためにも阿佐美選手を抑えておきたい。


【3分3R】第6試合 日本ライト級
石原裕基       VS 鈴木敦(尚武会)
日本ライト級3位      日本ライト級5位
パンチ見所
去年8月27日に鈴木選手と一度対戦している石原は駄目押しを入れておきたいところだ。強豪相手に最近少し勢いが落ちている石原ではあるが潜在能力の高さに皆注目していることに変わりはない。確固たる実力を証明するためにも鈴木選手を抑えておきたいところだ。


【3分2R】第5試合 日本ミドル級
喜多村誠      VS  英雄マクシマス(八景)
パンチ見所
試合以外のパフォーマンスもすっかり定着してきた喜多村は、今回もまたある意味同類のマクシマス選手と再戦することとなった。マクシマス選手は同じ結果にならぬよう、かなりの血相で向かってくるに違いない。


【3分2R】第3試合 日本ライト級
坂梨隼人      VS  松本芳道(八景)
パンチ見所
坂梨は3戦3勝(3KO)とすばらしい結果を残してきている。得意のヒザ蹴りが今回も炸裂するだろうか。とても楽しみな一戦である。

posted by 伊原道場 at 09:07| その他