さて、今日お話する内容はキックボクサーやスポーツ選手に限らず人が生きている中で毎日体内で消費するエネルギーについて考えてみようと思います。スポーツ選手や格闘技選手なら体重管理は必然ですから当然頭に入れて練習や食事、生活をしていると思われますが、そうでない一般の方で、なんとなくダイエットしている人は、意外としっかりと認識していない事柄があると思われます。。さて、それはなんでしょう?
そう、それは
基礎代謝量です。
人は生きていく上で必ず消費する、必要なエネルギーがあります。体温を維持したり、呼吸をしたり、内臓を動かしたりと、寝ている間でもエネルギーは消費しています。この空腹時で快適な環境下で消費される体内エネルギーが
基礎代謝量と言われています。ちなみに、著者は最近ダイエットをして体重計に朝と夜ほぼ毎日乗っているのですが、寝て起きて朝体重を量ると結構前日より減っていることがあります。これを目安に毎日その日の疲れやコンディションみて食事の量を考えたり運動量を変えています。
年齢や体格、環境条件で個人差はありますが基礎代謝量が高い人は普段の生活でのエネルギー消費が増えるので太りにくい体と言われています。特に、運動する人は筋肉が発達しているのでそれを使用するのに必要なエネルギーが発達していない人より基礎代謝量は高いことでしょう。運動が大事というのはただ、エネルギーを消費するということだけでなく筋肉を鍛えることによる基礎代謝量アップという面からも大変重要な事です。
日本人の基礎代謝量は男性、女性では異なりますが平均的な数値(※1)として20代男性で約1530kcal/日・女性は約1200kcal/日、30代男性で約1500kcal/日・女性は約1190kcal/日、40代男性で約1450kcal/日・女性は約1160kcal/日だそうです。
以上を見ると人は何もしていなくても結構エネルギーが消費されていることが分かります。
さて、さらに人は日々仕事や遊びで運動をしています。この活動時に消費されるエネルギーを
活動代謝量といわれています。さらに言うと食事をすることにより消費されるエネルギーは
特異動的作用と言われています。基礎代謝量に加えてこの二つの消費エネルギーがありますから人間は相当なエネルギーを消費していますよね。以上のことから人の消費エネルギーは下記式になると言われています。
エネルギー消費量(kcal/日)=基礎代謝エネルギー + 活動代謝量 + 特異動的作用日本人のエネルギー消費量は男性、女性では異なりますが平均的な数値(※2)として20代男性で約2550kcal/日・女性は約2000kcal/日、30代男性で約2500kcal/日・女性は約2000kcal/日、40代男性で約2400kcal/日・女性は約1950kcal/日だそうです。
さて、皆さん如何でしょう?勘違いされる方もいますので最後に付け加えておくと運動をあまりしていない人は※2のエネルギー消費量は少なくなることです。※2は比較的強い運動をしている人の平均数値だそうです。ですから以上の数値を参考に日頃の自分自身の摂取量や運動を再認識されては如何ですか?
運動せずしっかり食べている人はすぐにエネルギー消費量以上の摂取量になり、少しずつフクヨカになっているかもしれません。そんな方のために次回は運動量について考えていこうと思います。