2006年10月19日

首相撲

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兼子選手と菊地選手
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オームシンと中尾選手

男と男の肉体がお互いひしめき合い、ほとばしる汗が・・・・・おっと始めに断っておくがこの写真はべつに組合系の方のスキンシップを撮ったわけではない。
キックボクシングやムエタイでも使われる立派な「首相撲」という技である。私はこの首相撲を最近まで相手のパンチに押された時、意図的に相手にくっついてパンチを封じる対処法だと思っていた。ところが首相撲のプロフェショナル兼子ただし選手の熱弁でそうではないと知った。

兼子選手曰く、
「日本人はあまりやらないけどムエタイでは普通に首相撲は使ってるよ。ブアカーオもそうだけど、首相撲というのは体のバランスが安定していないと出来ないんだ。それに首相撲をすることで体力をすごく消耗するからね。ひるんだところでパンチやキック、ヒジ、ヒザなどで止めをさせるし。」

確かに、ムエタイのフォームというのは日本人スタイルとは明らかに違って何か今にも掴みあいが始まる様な立ち振る舞いで高い位置に手を置く。

「結局、首相撲が強いとバランスも良くなってパンチやキックに威力が増すんだと思う。首相撲が弱いと簡単に吹っ飛んでしまうからね。それはバランスが安定していないからだよ。それだと当然パンチやキックにも影響してくる。」と兼子選手は言う。

首相撲はけして華やかで見栄えの良い技とは言えないが、首相撲を練習するということは重心を安定させたりバランス感覚を養うにはとても重要な事なんだと思った。また、なぜブアカーオやムエタイが強いのかという問いは兼子選手のマイノリティーな視点にヒントが隠されているのだと思った。
posted by 伊原道場 at 02:42| その他